社員を知る

専務&部長対談

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不二電気が求める“これからの人材”

電気インフラの要を支える不二電気工事。前回の対談では、専務・藤田智香と部長・田近篤が「理想の仕事のカタチ」について本音で語りました。
今回のテーマは、“人”。これからの不二電気にとって、どんな人材が必要なのか?採用や育成に対する考え方、職場で大切にしている価値観などを、リアルな言葉で語っていただきました。

対談メンバー:専務・藤田智香×部長・田近篤

若手の成長に必要なこととは?

部長:若い社員と話すときは、なるべくゆっくり、穏やかに話すようにしています。こちらは普通に話しているつもりでも、相手には“注意されている”と受け取られてしまうこともあるので、距離の取り方には気をつかっていますね。あと、よく自分の失敗談も話します。「部長でもこんなに失敗してるんだから、大丈夫!」という気持ちを込めて(笑)。

専務:私も昔は、話し方や距離感にすごく気をつかっていました。でも最近は、“もう遠慮しない”と決めました(笑)。ダメなことはダメ、とはっきり伝えるようにしています。

部長:今の若い人は真面目な子が多いですから、強く言うと「パワハラ」って思われないかな…と心配になることもありますよね(笑)。

専務&部長座談会
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専務:そうですね。でも、甘やかして育てた結果、万が一お客様にご迷惑をかけてしまったら、それは本末転倒です。だから、厳しさも必要だと思っています。

部長:そういうスタンスでも、今年は創業以来、初めて「退職者ゼロ」を達成できました。これまでには、頑張ってくれていた社員が、ちょっとしたすれ違いで辞めてしまうケースもあったので、本当に嬉しい成果です。

専務:私なりに分析してみたんですが、これまで辞めていった人たちは「会社の変化」を嫌がる傾向があったように思います。人が増えればルールも増えるし、やり方も変わっていく。それを楽しめる人たちが、今の不二電気に残ってくれていると感じています。

部長:離職者ゼロなんて、今までなかったことですからね。小さな会社にとって、これは本当に大きな前進です。

年齢バランスと中途採用の課題

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部長:今の不二電気には、30代〜40代の社員が少ないんです。この世代は、上のベテラン世代と若手の“橋渡し役”になってくれる貴重な存在。もう少しこの年代が増えてくれたら、組織としてのバランスがもっと良くなるんじゃないかと感じています。

専務:若い社員からすると、私たちなんて“親世代”ですからね(笑)。

部長:世代が離れていると、仕事のスキルも違えば、会話自体がかみ合わないこともあります。そういった意味でも、30代・40代の中途採用は、いまの不二電気にとって最も大きな課題だと思っています。

専務:この年代になると、仕事のやりがいはもちろん、安定した収入も求められますよね。生活を支える報酬があるかどうかは当然大事なポイントですし、会社としてもしっかりアピールしていかないといけません。

部長:まずは「この会社で生活していけるかどうか?」って、誰もが気になるところですから。その上で、「自分にとってやりがいがあるか?」も見られている。両方を備えた会社であることを、もっと伝えていかないといけないですね。

専務:だからこそ、若手を育てて、不二電気らしい価値観や考え方、いわば“泉”のようなものをじっくり染み込ませていくほうが、最終的には会社にフィットする人材に育ってくれるんじゃないかとも思っています。

部長:実際、うちの貴重な30代・40代社員は、「やりがい重視型」の人が多いですよね。前職でかなりハードな環境を経験してきたこともあって、「不二電気は超ホワイト!」ってよく言っています(笑)。

専務:「やりがい」といっても、その内容は人それぞれ違いますからね。だからこそ中途採用では焦らず、その人が求めるやりがいと不二電気の仕事がうまく重なり合うかどうかを、じっくり見極めていくことが大切だと感じています。

専務&部長座談会
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社員の成長を感じた瞬間

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部長:不二電気の中ではまだ少ない30代・40代の社員ですが、ここ最近、とても頼もしくなってきました。特に現場代理人としてのスキルが飛躍的に向上していて、現場を見る視点や、どうすれば利益を確保できるか、品質と効率のバランスを取る感覚が磨かれてきました。まさに「現場代理人の醍醐味」が身についてきたと思います。

専務:もともと、そういう力を持っていた人たちなんですよね。ただ、それを引き出すのが会社の役割。きっかけを与えてあげることで、力を発揮してくれるんだと思います。

部長:本気で会社と向き合って、「ここで仕事をしていこう」と思ってくれたんでしょうね。そこからは、ものすごいスピードで成長してくれました。現場だけでなく営業にも積極的に関わるようになって、すごく心強い存在になっています。そうやって社員に方向性を示して、成長の後押しをするのが、私たちの仕事だと思っています。

専務:精神面でも大きく成長した中間管理職もいますよ。以前は「自分には無理だ」と自信を持てずに悩んでいたけれど、少しずつ“考える力”や“言葉にして伝える力”を身につけて、自分を受け入れられるようになった。会社の中核を担う立場として、ようやく自分自身を肯定できたんじゃないかと思います。

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女性の活躍も不二電気の強み

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部長:不二電気の特徴として、「優秀な女性が多い」というのは間違いなく言えますね。特にバックオフィスの女性スタッフは、仕事の精度が本当に高い。僕には到底真似できないような、繊細な気配りや段取りで会社を支えてくれています。

専務:それ、私の“せっかち”がうつってないですか?(笑)

部長:否定はできないですね(笑)。ただ、いい意味で「言われたらすぐ動く」人が多くて、仕事の進みが本当に早い。しかも、現場で稼ぐ技術職と同じように、「自分たちも会社の力になりたい」と考えてくれていて。どうすればもっと役に立てるか?を常に意識してくれている。そういう姿勢が、仕事ぶりにしっかり表れているんだと思います。

専務:働きやすさという面では、「子連れ出勤」ができるのも、不二電気ならではかもしれませんね。小さな頃から毎日一緒に出社しているお子さんがいて、今ではすっかり会社の顔。朝も元気に「おはようございます!」って挨拶してくれて、みんながつられて元気になります(笑)。

部長:社員がつられて「おはようございます!」って返してますよね(笑)。

専務:働き方も含めて、自分に合ったスタイルで無理なく続けてもらう。そのための制度は、これからも柔軟に考えていきたいですね。

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不二電気で働く人に求めること

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部長:不二電気は「チームで仕事を楽しめる人」が活躍できる職場だと思います。一人のスーパーエースがいればいい、という会社ではないんです。みんなが同じ方向を向いて力を合わせていく――その団結力こそが、うちの強みだと思っています。

専務:私が一緒に働きたいと思うのは、「自分をちゃんと認められる人」。いいところも悪いところも含めて、自分自身を受け入れられる人は、ちゃんと成長できる。自分の良い行動をほめてあげられること、反対に、間違った時には自分で自分を叱れること。それができる人は、必ず周りにも良い影響を与えてくれます。

変化を楽しみ、成長を喜び合える仲間とともに、次の時代の電気インフラを支えていきたい。不二電気工事は、年齢や経験に関係なく、チームの一員として真摯に仕事に向き合える方を歓迎します。

あなたの挑戦を、私たちは心からお待ちしています。

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